筑波体育
理 念
健やかな身体、豊かな心、逞しい精神を育む筑波体育
筑波大学の体育は高等教育における身体的側面からの人間教育を担っています。
最新のスポーツ科学を基に,健康であることの重要性,体力の必要性を理解し,スポーツの技術の習得と技能の向上を目指す多様なスポーツ実践をとおして,「健やかな身体・豊かな心・逞しい精神」の育成を目指しています。
教 育 目 標
1. 健康・体力およびスポーツ技術に関する基礎的知識や思考力、 実践力の養成
最新のスポーツ科学を基にしたスポーツ実践を通して、自己の健康・体力、スポーツ運動に関する基礎的知識・思考力等を獲得せしめると共に、それを実践できる能力を養います。
2. 豊かな心と社会性 (コミュニケーション力、リーダーシップ等)の醸成
学類を越えた学生相互の動的ふれあいを通して、良好な人間関係を築くとともに、共有する課題や目標に挑戦する中で、それを達成しえた時の喜びを仲間とともに分かち合える力を養います。
3. 逞しい精神、高い倫理観の育成
新たな目標を目指し、困難な課題や厳しい状況を克服して行く中で、チャレンジ精神や不屈の精神等を鍛えるとともに、自然や人間との直接的・間接的対峙の中で、慈しみや礼節を尊び、相互に尊重し合う等、高潔な人間性、規範意識、倫理観を養います。
4. スポーツ文化の知的解釈力・鑑賞力の涵養
多様なスポーツの実践と観戦を通して、スポーツの持つ文化的・芸術的価値に気づき、より高度な解釈力・より深い鑑賞力を養うとともに、より質の高い実践力を育むことによって、スポーツを生涯にわたって楽しみ、支援して行く力の基礎や態度を醸成します。
5. 自立的に自己を成長させ続ける力の涵養
運動することを単に体育・スポーツのみの問題として捉えるのではなく、環境や社会的問題との関わりの中で捉えられるよう、多角的・学際的・総合的な視点に立ち、生涯を通じて自己啓発し続けるための基礎を築きます。
カリキュラムの構成と趣旨
筑波体育の教育目標を達成するために、以下のようにカリキュラムを構成します。
【基礎体育】スポーツリテラシー 「スポーツを学ぶ」
履修年次 1年次
該当する筑波体育の教育目標 | 健康・体力およびスポーツ技術に関する基礎的知識や思考力、実践力の養成 豊かな心と社会性 (コミュニケーション力、リーダーシップ等)の醸成 逞しい精神、高い倫理観の育成 |
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履修形態 | 下記2つのグループから1種目を選び各学期に一つずつ履修し、1年間で2種目を履修する。 |
学習目標 | 身体とスポーツに関する偏りのない基礎を学ぶ。 |
通年実技科目
グループⅠ:個人系・武道系 インランスケート フィットネストレーニング トラック&フィールド ジョグ&ウォーク ダンス リフレッシュ体操 器械運動 水泳 剣道 柔道 弓道 空手 ボディワーク |
グループⅡ:ボール系・アウトドア系・ゲーム系 フラグフットボール バレーボール 野球 卓球 ソフトボール バスケットボール ハンドボール バドミントン サッカー テニス ゴルフ 野外運動 ニュースポーツ シューティングスポーツ |
【応用体育】スポーツカルチャー「スポーツ文化を学ぶ」
履修年次 2年次
該当する筑波体育の教育目標 | 豊かな心と社会性 (コミュニケーション力、リーダーシップ等)の醸成 逞しい精神、高い倫理観の育成 スポーツ文化の知的解釈力・鑑賞力の涵養 |
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履修形態 | 1年間に渡って同一種目を履修する。 |
学習目標 | 運動習慣の定着化を図り、スポーツに対する理解を深める。 |
【発展体育】スポーツ&ライフ「スポーツで学ぶ、深める、構築する」
履修年次 3、4年次
該当する筑波体育の教育目標 | 逞しい精神、高い倫理観の育成 スポーツ文化の知的解釈力・鑑賞力の涵養 自立的に自己を成長させ続ける力の涵養 |
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履修形態 | 通年、学期完結、集中から選択して履修する。 |
学習目標 | 幅広いスポーツを経験し、スポーツの文化的側面・精神的側面に対する理解を深めるとともに、身体運動を通して自己理解、他者理解を深める。 |